冬明けて母のうなじをじっと見る
カニ歩き痩せるんだって キッチンでさっそくカニの 母とすれ違う
桜餅の葉ははためいてわたくしの 皿まで父と兄と祖父より
絨毯をまとうソーダのつぶつぶを 靴下にふみふみとしゅませる
コサージュの胸を張らせる母親に 母を重ねる、ひとり、東京
詩
俳句
川柳
短歌
アフォリズム
全種類